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クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ【クイズ+RPG】


2014.09.04.Thu.08:08
クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ(まほうつかいとくろねこのうぃず、略称:ウィズ、黒ウィズ等)

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プレイ期間:LV100超え。期間的には約半年程
プレイ料金:基本無料
現在までの課金額:0円

運営:コロプラ
開発:コロプラ
ジャンル:クイズ&カードバトルRPG
プラットフォーム:Android、iOS
プレイ人数:1人
クライアントサイズ:50MB強
備考:なし

評価
ゲーム性:4-
独創性:3+
グラフィック:3-
音楽:3-
やり込み:4
見抜き:3-
課金度:4
運営:3
民度:4+

ポイント
・クイズ+オンラインゲーム
・オンライン要素がやや薄い(新ゲームモード追加で改善?)
・運ゲー

-概要
 株式会社コロプラが2013年3月にリリースしたクイズRPGソーシャルゲーム(ソーシャルゲームという表現は正しくないが、内容を簡単に理解しやすいのでそう表記する)。『Google Play Best of 2013』のゲームオブザイヤー部門で表彰されていたり、GooglePlayゲーム欄の売上ランクに入っているなど、現在も高い人気を誇っているゲームである。

-特徴・ゲームシステム
・クイズ+RPG
 本作は、クイズとカードバトルRPGを融合させたような形のゲームシステムになっている。ゲーム全体の流れとしては、まずクエストを受注し、スタミナを消費する。次に、クエスト中で敵と遭遇し、戦闘を行う。最終的に、クエスト進行率が100%になり、最後のボスを撃破することで、クエストクリアとなる。
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・クイズ要素
 戦闘は、ターン制バトルのように進行していく。クイズは『ジャンル』と『色』と『色の数』で分類され、表示された4つのクイズの中から1つを選択し、解答する。正解すると不正解だと何も起こらずターンのみが経過する。
 ジャンルは、生活・雑学、文系、理系、スポーツ、芸能、アニメ・ゲーム、の6種類あり、これはそのままクイズ内容のジャンルを示している(アニメ・ゲームなのに漫画のジャンルが出たりするが)。
 色は属性を示しており、赤(火)、青(水)、黄(雷)の3種類ある。自分のデッキのカードと同色を含むクイズに正解した場合のみ攻撃できる。色の間でダメージ補正があり、赤→黄→青→赤……のように有利な関係がある(矢印の向きが有利な向き)。補正値は、有利の場合は1.5倍で、不利の場合は0.5倍になる。
 クイズの色の数が増えれば増える程、より多くのカードに対応できるということである。しかし、数が大きい程問題のレベルが上昇し、単色であれば正解率80~90%程だが、二色になると正解率50~60%前後になり、三色になると正解率20~30%程度の問題レベルになる。問題次第だが、単色は常識の範疇のレベルであり、二色は常識~その主題について知っていれば分かる程度のレベルになっている。三色は、その主題をある程度把握していないと厳しい。
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 ▲有利な色で戦いたい

・RPG要素
 戦闘で用いる自分のカードには、属性・レアリティ・コスト・レベル・HP・攻撃力・アンサースキル・スペシャルスキル・覚醒能力の9つのステータスがある。属性は前述した3つ。レアリティはSS、S+、S、A+、A、B+、B、C+、Cの9種類あり、上限レベルの高さを示している。レベル・HP・攻撃力等の説明は特に必要ないだろう。覚醒能力は、ステータスの底上げを行うものだと考えて良い。
 アンサースキルは、同色を含むクイズを5秒以内に正解した時に発動するスキルのことで、『攻撃力アップ』といった単純なものから、『敵全体へ分散攻撃』『敵単体を3連続で攻撃』といった変わったタイプ攻撃になったり、『火属性の味方を大幅に回復』『味方全体の攻撃力をアップ』といったサポートのものまで存在する。これを発動させていくために、クイズに素早く正解していく必要がある。
 スペシャルスキルは、クイズの正解を重ねることで発動が可能になるスキルのことで、『敵全体に高威力のダメージ』といった攻撃系スキルや、『味方全体を蘇生させる』『味方全体を完全回復する』といった回復系スキル、『火属性からの攻撃を50%軽減する』『敵の攻撃を3ターン遅らせる』といった補助系スキル、『全てのパネルを火に変換する』『解答を見破る』といったクイズ要素を手助けするスキルもある。
 これらのスキルを持つカードを上手く組み合わせてクエストに合わせて構成するのが、ウィズの楽しみ方である。
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 ▲デッキ構成を吟味するのは中々楽しい。

・トーナメント、魔道杯
 オンラインクイズゲームには定番のトーナメントモードもあり、特定の敵を撃破したターン数で順位を決定する。同位の場合は解答時間が短い方が上になる。トーナメントの順位によりプレイヤーのランクが上下し、出現する敵はランクによりほぼ決まっているため、高ランクのトーナメントでは、出現する敵に合わせたデッキ構築が求められる。
 それを期間制のイベントにしたのが魔道杯で、トーナメントの順位によりバトルポイントが貰え、それでデイリーや期間全体のランキングを決定するというイベントになっている。デイリーの上位報酬や、全体の上位報酬は強力なカードが用意されることが多いので、余裕があるなら狙いたい。

・その他細かい特徴・システム
 ○ゲーム内の課金通貨は全て『クリスタル』で統一されており、全ての課金要素の利用はこれを消費して行われる。所謂『魔法石』である。

-評価点
・課金の必要性がそこそこ薄い
 評価点として書くのは何だか変な気はするが、あまり課金に依存せずプレイすることができる。前述したが、ウィズは『魔法石』方式を採用しており、課金ガチャや倉庫拡張、スタミナ回復といった基本的な課金要素は全てクリスタルで行うことができる。このクリスタルは、ログインボーナスで9日毎に3個ずつ貰えたり、イベント時等で貰ったりできるので、それだけでも課金要素を利用していくことができる。魔道杯で特定のカードを狙ったり無茶なプレイをしたりしないなら、十分に無課金の範囲で遊ぶことができるだろう。
 また、カードを強くさせる要素である『強化』や『進化』は、基本的に元のカードを1枚入手できれば最終強化・最終進化できる仕様になっているため、ここでも無茶な課金は強いられない。イベントで入手するカードは例外で、同じカードを多数集める必要があるが、スタミナを無駄に消費したり、カードの覚醒を狙ったりしない限りは、クリスタルでスタミナを回復せずに集められるようになっている。総じて、デッキの強化に金を使う必要が(ほぼ)ないわけである。

-その他細かい評価点
 ○プレゼントボックスに上限や期限がないので、報酬などを入れっぱなしにしておける。倉庫をある程度調整することができる。

-問題点
●クイズ要素での問題点
・色事故(比較的強い運要素)
 前述の通り、戦闘時は一度に4つクイズパネルが配られる。この時、自分の欲しい色が来ないことがある(通称:『色事故』)。この状態になると、例えどのクイズを選択・解答したとしても、攻撃ができないためアンサースキルが発動できず、ただスペシャルスキルが溜まるだけになり、戦闘面においては不利になりやすい。「クイズに答えたのに勝てないゲーム」とはよく言われる。
 また、内容の難しい二色や三色のクイズが、4つのクイズパネルを占領してしまうこともある。多色問題に答えられないのはクイズ力の無いプレイヤーの責任とはよく言われるが、全ジャンルの二色・三色問題を正解できるプレイヤーはそう多くない。クイズを解答した後も、4つのクイズパネルが全部リセットされないことや、問題選択の仕様の存在(詳細は伏せる)によりもこれに拍車を掛けている。
 もちろんこれらの軽減策として『スペシャルスキルに色変換を用意する』『特定の色を出やすくする能力(パネルブースト)を覚醒させる』等がある。しかし、色変換は問題の難易度までは対応しておらず、パネルブーストは結局運次第なので、色事故は起こる時は起こる。プレイ初めたての頃は多色デッキになりがちなので意識することは少ないが、カードがある程度揃い、単色デッキを組めるようになる中盤頃から、この現象が顕著になっていく。特に、これが一番影響のあるのが、クイズ選択数=順位となるトーナメント・魔道杯の時である。仕様と合わせて後述。
 多色デッキの実用性があまり高くないというのも、これに絡む問題点の一つである。
 言ってしまえば、どのパネルを引くか、という運ゲーである。どんなに課金してどんなに強いデッキを持っていてもクイズに答えられないとクリアできない、というのはまだ分かるが、どんなにクイズに答えてもパネル運次第ではクリアできない、というのはさすがにクイズゲームとしていかがなものかと言わざるを得ない。
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 ▲問題の難しい三色は事故ではないというのはよく言われるが、理不尽さを感じないこともない。

●RPG要素での問題点
・純粋なアタッカーがやや不遇
 Sランクレベルの強いカードを集めるには、ガチャ・イベント・魔道杯をこなす必要がある。頻度から見て、魔道杯よりも各種のイベントに精を出した方が、強いカードを集めやすい。基本的にガチャ以外では、イベントを少しずつ達成していけば、どんどんカードプールは広がり、より難易度の高いクエストに挑戦できるようになるため、イベントクエストの攻略をゲームの中心にしてカードを集めたいところである。
 イベントクエストは中難易度から高難易度に高まって、回復や補助系のスキルを持つカードが優遇される傾向にある。クエストでの敵にもよるが、基本的には回復で耐えて、長期戦用にパネル変換を入れて、厄介な相手には遅延……といった攻略法になる。特に遅延スキルは、高難易度クエストを攻略する上でほぼ必須になっている言ってもよく、弱点特攻(得意属性にダメージ2.5倍)と遅延スキルを併せ持つ「ファム・リリー」は、助っ人等でお世話になるプレイヤーも多い。高難易度の水イベントクエストが来る度に「はいはい、またファムゲーだろ」とか言われたりする。他にも、回復・パネル変換が強い。
 魔道杯でも例外ではない。挑戦するランクにもよるが、純粋なアタッカー5キャラでは前述の運要素に強く左右されるため、強力なアンサースキル・スペシャルスキルを持つアタッカーを数キャラ入れ、色変換持ちを1~2キャラ程確保する場合が多い。
 納得が行くまで課金すれば解決する問題ではあるが……

●トーナメント・魔道杯における問題点
・ゲーム仕様の問題
 トーナメントの順位は、クイズ選択数により決定する。これを聞いただけで、前述の問題点からトーナメントが酷い運ゲーになることは簡単に想像できるだろう。特に、アタッカーの採用が優先されるトーナメントでは色事故対策が取りにくいため、前述の問題点が顕著になる。そして、トーナメントと言うだけに対戦する相手は居るのだが……

・ゴーストの問題
 トーナメントは順位を競うモードであるが、他参加者と同期を取っているわけではない。では、何と競っているかというと、他プレイヤーが選択した問題数と解答速度の情報を持ったゴーストと競っているのである。
 同期を取っていないため、ゴーストが選択したであろう問題と、実際にプレイヤーが選択する問題も別になる。順位を決めるトーナメントなのに、これでは公平性もクソもない。運次第では、単・同色パネルを選択し続け最速でクリアしたゴーストと、事故を起こしたパネルだらけの状態で戦わなければならない。こうなったら、まず上位は取れないだろう。
 加えて、様々なイベントを実施しプレイヤーのカードプールが充実した昨今では、理論ターン数でクリアするプレイヤーも多く現れ、その影響でゴースト全体も加速した環境になっている。中堅ランク(三段~六段)で顕著。そのため、一度色事故を起こせば一気に順位を落とし、ゴーストと1ターンしか差がないのに半分以下の順位になっていることもままある。
 色事故は運次第であるし、どのゴーストが現れるかも運次第である。運ゲーと運ゲーを掛け算したものがトーナメントであると考えて良いだろう。

 魔道杯については特徴・ゲームシステムの項で触れたが、トーナメントの順位でポイントが貰え、それの総合値を競うランキングイベントである。前述した内容を考えると、この魔道杯がどれだけクソゲーになっているかは想像に難くない。
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 ▲デッキ次第では理論値も変わる。どれだけ難しい問題をどれだけ早く解いても、勝てない時もある。

●オンライン要素の問題点
 ソーシャル的要素が薄い。フレンド関係の要素はリーダーキャラによる助っ人(クエスト攻略上かなり重要だが)しかなく、オンラインである必要性も薄い。しかし最近、レイドボスを複数人で協力して倒すモードが試験的に実装され、この点はほぼ解決されている。
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 ▲特定のフレンドと遊ぶこともできるため、会話しながら遊ぶと中々に盛り上がる

-その他細かい問題点
 ○クイズの種類が、4択クイズ(戦闘)か、4択並べ替え(宝箱)のみ。某KONAMIの某QMAのような多種のクイズ形式があるわけではなく、人によっては飽きるかもしれない。
 ○自分のコメントを編集しようとしてタッチパッドを起動させ、すぐに戻すとその画面から動けなくなる。リセットしよう。

-総評
 クイズRPGとして大衆に受け、成功したゲームと言える。クイズ要素とRPG要素を上手く融合しており、クイズに答える楽しみ、デッキを構築する楽しみはある。安定して遊べるゲームであるというのは、DL数の多さ、プレイヤー数の多さ、コミュニティの発展具合が証明している。
 しかし、プレイを重ねていき、徐々にゲームに慣れていくと、次第にゲームの細かい所に気づくようになる。クイズに解答する楽しみは薄れ、理想のパネルを引く引かないという要素への苛立ちが増してくるだろう。クイズゲームとして楽しいのは、プレイ開始からメインクエスト中盤(アイヴィアス)あたりなので、そこから「自分に合わない」と思ったらさっさと止めてしまうのも選択肢の一つ。


以下項目別評価。

・ゲーム性:4-
 半年程ずっとプレイしているため、普通に楽しめているということだろう。ただし、特定の問題点が非常に目に付くので個人的にはマイナス。

・独創性:3+
 クイズとカードRPGを上手く融合させているので評価アップ。ただし、内容としてはカードバトルRPG寄りな感じで、クイズ要素はやや「おまけ」に近い。やっていることはクイズだが、起こっていることはただのカードバトルである。

・グラフィック:3-
 普通。だが何か綺麗というわけではないので評価ダウン。各種エフェクトも使い回しが多い。

・音楽:3-
 ファンタジーな世界観に沿ったBGMは悪くない。が、種類がとても少なく、代わり映えしないので評価ダウン。

・やり込み:4
 図鑑があり、手に入れたカードの数により報酬が貰えるシステムになっていて、モチベーションの維持は容易。また、メインクエストも相当な量があり、遊ぼうと思えばかなり長く遊べるだろう。

・見抜き:3-
 グラフィック自体は良好だが、扇情的なものは薄いので評価ダウン。愛でる方に近いか。

・課金度:4
 クイズを楽しむことに課金が必要ではないという点はとても評価できる。

・運営:3
 悪いわけではないのだが、あまり高い評価では無い。

・民度:4+
 フレンドの問題は自分で取捨選択が可能なので特に問題はない。レイドモードでも、プレイが上手でない人間は居るものの、意図してGAMEOVERにしようという『荒らし』のような存在は今のところいない。特に気にする必要はないだろう。

-余談
 せっかくなのでスマートフォンのゲームも扱うことにしました。無料でできる範囲でやっていきたいと思います。

・紹介コード
黒ウィズ招待コード
 別記事にも載っていますがこれです。紹介人数には限りがありますが、まだ余裕があるので使いたい人はどうぞ。


クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ | 株式会社コロプラ【スマートフォンゲーム&位置ゲー】
http://colopl.co.jp/magicianwiz/
(公式)


簡易攻略情報的なものは追記に
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・リセマラ
 ここを参考に。
【魔法使いと黒猫のウィズ】リセマラのおすすめ当たりカードまとめ!初心者必見!7/31更新最新版
http://matome.naver.jp/odai/2138544995280280901

・序盤の攻略
 ○最初はとりあえず多色でもいいから強いカード入れとけ
 ○CランクはLV6ぐらいまで上げて合成するか売れ
 ○クエスト報酬のクリスタルで何回かガチャを回したら、次はカード保有枠を30から60ぐらいまで増やそう
 ○イベントは1回だけでもいいのでクリアしておく

・自演紹介
 リセマラとやることは同じ。自分の招待コードを入れ、猫が出るまでプレイする。終わり。
スマホやタブレットが1つしかない場合は、クイズアカウントを作成するかGoogleアカウントと同期させ、バックアップを必ず取っておくこと。
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