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【オープンβ】幻想神域 -Innocent World-


2013.10.26.Sat.09:10
幻想神域 -Innocent World- (げんそうしんいき いのせんとわーるど)
略称:幻神?

2013/10/23 記事作成
2013/10/26 オープンβの内容に更新

genshin_logo.jpg

プレイ期間:LV45あたりまで
プレイ料金:無料(テスト期間中)

運営:X-Legend
開発:X-Legend(台湾)
ジャンル:アニメチックファンタジーMMORPG
プラットフォーム:PC
起動方式:公式サイト→ランチャー
備考:ActiveX

評価
ゲーム性:3
独創性:2
グラフィック:4
音楽:3
やり込み:3
見抜き:4
課金度:3
必要スペック(軽さ):3
運営:3
民度:不明

ポイント
・お使いゲー
・日本のアニメを参考にしたデザイン
・防具と服装は別扱い
・インベントリの狭さに苦しむゲーム
・横殴りするゲーム
・ザ・量産型MMORPG

先行テストより引き続きオープンβに参加。
正直MMORPGってそんなに数こなしたわけじゃないので、あまり正当な評価が出来ないかもしれません。

-概要
 台湾のX-LEGENDが開発したネットゲームで、X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANが運営する二つ目のMMORPGである。X-LEGEND開発のMMORPGとしては他には「Finding Neverland Online(FNO)」「晴空物語」「プライドオブソウル」などが存在する。

-特徴(公式より抜粋)

◯かわいいキャラクター!
 日本のアニメを意識したらしく、日本人に取っ付き易いデザインになっている。また、アバターは防具とは別に設定することが可能であり、ほんのちょっぴりだけ性能差は存在するものの、基本的に自由な服装をすることが出来る。勿論ステータス的には不利だが下着になることも可能。

◯物語に入り込む!
 なんか壮大なストーリーがあるらしいけどどうでもいいねという所感。一応、プレイヤー以外のキャラクターを操作するシーンがあったり、ブラックアウトで主人公の心境を表すテキストが表示されたりするが、だからどうしたというレベルである。
genshin_01.jpg
 ▲会話シーンはこのようになる。自分の作ったキャラクターがぴょこぴょこ動くのはちょっと面白い。

◯心強いパートナー!
 幻神などと大層な名前だが、言ってしまえばよくあるペットシステムである。

◯二つの武器を装備!
 よくあるサブ武器システムである。サブ武器のスキルが使えるようになりサブ武器のステータスの恩恵を受けるようになる。なお、サブ武器は課金で変更することができる。竹炭ろ過にて、千三百円也。

◯簡単操作で誰でもできる!
 分かりやすいUI表示を謳っているが、結局はオプションで項目を弄らないとUIが重なったりする。さらに、左側の敵にターゲットを変更しようとして、間違えてPT加入欄が開いてしまうといったこともよくある。なお、時折カメラ操作が処理落ちでおかしくなることがある。これのどこが簡単操作なのだろうか。

-評価点
・日本人好みのグラフィック

 公式のスクリーンショットなどを見ていただくと分かりやすいが、デザインは日本のアニメを参考にしたようで、日本人にとっつきやすいデザインになっている。そうして作られた過去のネトゲ(特に海外産のもの)は非常にヤバイことになっていることが多かったが、幻想神域はモデルなどの完成度も高く、綺麗にまとまっている。これは大きな評価点であるといえるだろう(先行テストの文章そのまま)

・目的地まで自動移動してくれる
 お使いゲーではあるが、お使いを行う所まで自動で移動してくれるシステムがあるため、移動がかったるいなんてことはない。例えば「◯◯と会話する」というクエストは、その指示をクリックすることで勝手に対象の元まで歩いていくことができ、「◯◯を倒せ」というクエストは、そのMOBがポップする場所まで勝手に移動してくれるのだ。マップ上で場所を指定すれば、指定したポイントまで自動移動することも出来る。ただし、デフォルトの乗り物よりも飛行して移動した方が早く、最速の移動手段ではない。

-問題点
・お使いゲー
・インスタンスダンジョンゲー

 これだけ言えば理解してくれると思います。

・インベントリの狭さが異常
 所持インベントリの大きさはデフォルトで30枠用意されている。また、個人倉庫が20枠、共有倉庫が10枠、ラピス(武器防具に特性を永続的に付加できるアイテム)倉庫が10枠、アバター倉庫が10枠と用意されているが、基本的にラピス・アバター以外の倉庫の枠が苦しい。合成の素材や、ペットの進化素材となることが出来るアイテムが多く、それだけで個人・共有倉庫が埋まってしまう
 これを改善できるのは「拡張リュック」で、インベントリの拡張リュックスロット(別に5枠)に入れることでインベントリが拡張されるのだが、5枠250円と比較的割高。さらに、拡張リュックスロットは各々の倉庫にも用意されており、5枠×5スロットx5インベントリの125枠空けるだけでも新品のゲームが一つ買えるほどの値段になる。また、今現在「5枠拡張リュック」しか販売しておらず、現時点ではどう頑張っても25枠までしか拡張出来ない。
 一応メインストーリーを進めると1つだけ入手ができるが、焼け石に水である。今のところ、そのクエストと課金ショップ以外では入手出来る手段が無く、課金でも5枠250円と比較的割高。ライトユーザーには少し厳しいだろう。
 さて、ここで4gamerに掲載された一つのスクリーンショットを参照していただきたい。
 http://www.4gamer.net/games/233/G023352/20131016045/screenshot.html?num=033
 見て分かる通り所持インベントリなのだが、30枠どころの話ではない。追加100枠でスロットが5つなので20枠拡張リュックだと推測できるが、オープンβ現在、入手手段や入手報告はない。
 ……のだが海外版では、5枠拡張リュックを2つ合成することによって10枠拡張リュックが手に入るそうだ。しかも、合成レシピも課金である。5枠100円の海外版ならともかく、20枠拡張リュックが10枠×2だと仮定したら、倉庫を120枠にするだけでも5000円+レシピ代の金額が要求されることになる
 最後に、なんとこの問題点、同社開発のFNOでも見られている(運営はベクターだが)。搾取する所はパターン化されているのだろう。

・特徴のなさ

 お使いのようなメインクエストを進め、たまにはサブクエストをこなしたり、フィールドmobを狩り、インスタンスダンジョンに何度も挑み資源を集めたり、レアドロップを狙ったり、時には武器を生産したり、また対人戦を行ったり……と、ゲームシステム的にこれと言える要素が無い。ミクロ的に見たとしても「mobをクリックして攻撃指定」「MPという概念がなくスキル連打する程度」とか、これまた特徴的な要素が無い。典型的な量産型MMORPGである。このゲームにおいて、システム面で特徴的な点として挙げられている要素の殆ど(例えば、空が飛べることとか)は、X-LEGEND開発の他MMORPGにもある要素なのだ。あまりにも独自的ではなく、新しいもの好きの人間にとってはこれ以上にない、苦しい「特徴」である。
 ただし勘違いしてはいけないのは、典型的なだけであって決してゲームプレイが出来ないわけではない。平凡すぎるだけである。
 genshin_02.jpg
 ▲何度も何度も同じデイリークエストに挑み、同じIDに挑み……悪く言えば古臭い。

・エフェクトが重い
 ほぼ細かい問題点だが、ゲーム中のエフェクト(パーティクル絡み)に関係した設定が無く、インスタンスダンジョンなどで特定のエリアに行くと処理落ちがひどくなることがある。それだけなら別に問題ないのだが、処理落ちが発生するとマウスの操作が急に効きづらくなることもあり、エフェクト強い→処理落ちする→MOB囲まれる→処理落ちする→大ピンチ……というパターンが多々発生する。オプションから設定させろや!!

-細かい問題点
◯エリア移動の際に時折強制終了することがある。原因は不明。
◯やっぱりランチャー起動はInternetExplorerからしか対応していない。
◯サブクエストが非常にわかりづらい。
◯マシかと思ったがやっぱり一部ローカライズが微妙。
◯下着の着せ替えがない。


-賛否両論点
・サバイバルモードの存在

 LVが40を越えたキャラクターを保持していると、キャラクター作成時に「サバイバルモード」が設定出来るようになる。これを設定していると、死亡時にキャラクターが幽霊としてのみ復活する……という、実質的キャラロスト設定にできる
 海外ではPermanent death(永続的な死)と言われる仕様で、Wikipediaの項目でも「The majority of MMORPG players are unwilling to accept the penalty of losing their characters. MMORPGs have experimented with permanent death in an attempt to simulate a more realistic world, but a majority of players preferred not to risk permanent death for their characters.」(大半のMMORPGプレイヤーはキャラロストを望んではいない。永続死が実装してあるMMORPGはより現実的な世界になるが、多くのプレイヤーは永続死のリスクがないことを好む(超意訳))とあるように、中々見られない要素なのである。有名な所ではDiabloIIやDiabloIIIのハードコア(HC)あたりか。WizardlyOnlineも仕様としてキャラロストが存在するが、Wizの伝統的に蘇生も可能な仕様になっているので、違うものと考えて良いだろう。DiabloIIIのHC・Infernoクリア者が出たことをアフィブログが取り上げたことがあるので、記憶には新しいはず
 そんなゲームモードが、この幻想神域に実装されているのである。正直言って意味が分からない。海外版では、100層ある塔を攻略していくというMAPが実装されている。それに取ってつけたようなこのサバイバルモードは、どう見ても某ライトノベルを意識したとしか思えないが……。世界観には相反しているし、高難度のダンジョンもすぐに入る必要はない。この不格好なサバイバルモードがどう転ぶかは時間が経ってみないことには分からない。
 というわけで追記でサバイバルモードをちょっとだけ覗いてきましたので見たい方はどうぞ。

-項目別評価
ゲーム性:3
 平凡。普通過ぎて特にコメントがない。安定しているとも言えるので高く評価しても大丈夫かもしれない。

独創性:2
 内容が普通なことに加えて、特徴的な要素の殆ども自社開発の他MMORPGのものが多く、これが幻想神域であるという点がマクロ的にもミクロ的にも見当たらない。強いていうなら、死亡時にキャラロストするサバイバルモードの存在だが、このゲーム自体がそれほどシビアではないように思われる……。

グラフィック:4
 美麗ではないが、アニメチックであるという観点から見れば十分過ぎる出来。他の3Dネトゲではいい加減になりがちなキャラの3Dモデルも、そこそこの完成度で纏まっている。悪くはない。
genshin_03.jpg
 ▲設定を上げても快適に動作するPCがあれば良いのだが。

音楽:3
 基本的に切っているため評価しづらいが、悪評は聞かない。また、オプションの音楽のミュート設定を行っていても勝手に流れるシーンがあるので、音楽設定はミュートボタン+音量0がオススメ。ただしそれでも流れる時は流れる。

やり込み:3
 サバイバルモードの方に期待がかかるが、せめて共有倉庫の枠をもう少し開けて欲しいと思うのは甘えだろうか。

見抜き:4
 グラフィックは悪くない。アバターの制約は多く、下着も着替えられないが、十分だろう。
genshin_00.jpg
 ▲あとはこれをどう活かすか、である。

課金度:3
 インベントリの狭さが特に酷いことになっている。拡張リュックがイベントで手に入ることを期待するのみである。

必要スペック(軽さ):3
 前述の通り、エフェクトだけが重い。それ以外は普通である。

運営:不明
 悪くはないと思いたいが、今のところ不明。

民度:不明
 基本ソロなので不明

-総評

 所謂量産型MMORPGではあるが、デザイン面は秀逸、内容自体もヌルゲーの部類に入り、課金の必要性もあまり高くない、スペックもそれほど要求しないと好条件が揃っているため、MMORPGとしては非常にプレイしやすい・気軽にプレイできるようになっているのではないかと思う。基盤はしっかりとしているので、普段MMORPGをプレイしないようなライトユーザーを上手く取り入れられるかどうかは、運営の手腕にかかっていると言っても過言ではないだろう。「テスト版の時は良かったのに……」と言われないように、なんとか頑張っていただきたい。
 ……というのが先行テスト時の総評。大体特に変わっておらず、オープンβ現在の今も同じ感じだが、課金絡みで化けの皮が剥がれたな、と言った所か。オープンβで課金要素がオープンになり話題になったFNOと同じく、こちらもオープンβで課金要素が解禁。運営は違うのに開発が同じなだけでこうも似通ったものになるものなのか。

・幻想神域 -Innocent World- 公式サイト
https://genshin.x-legend.co.jp/
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【対戦型ブラウザゲーム】ゴッドフィールド


2013.10.21.Mon.06:21
ゴッドフィールド(ごっどふぃーるど)
略称:ゴッフィー等

godfield_00.jpg

2013/10/21:記事作成

プレイ期間:不明(初めてプレイしたのは『昇天まつり』のサブタイトルが付いていた頃)
プレイ金額:無料

運営:モゲラ
ジャンル:カードゲーム
プラットフォーム:PC(ブラウザ)
備考:FLASHゲーム、対戦型
プレイ人数:1~9人

評価
ゲーム性:4
独創性:4
グラフィック:2
音楽:なし
やり込み:2
見抜き:なし
課金度:なし
必要スペック:4
運営:なし
民度:3

ポイント
・対人戦がメインのカードゲーム
・身内同士の暇つぶしにはピッタリ
・運ゲー
・高火力の攻撃が返されて昇天するゲーム
・HPが無限に増えていって唐突に昇天するゲーム
・高価カードを押し売られ金でも体でも払えずに昇天するゲーム
・防具の無い時にちくりんちょされて昇天するゲーム
・他プレイヤー同士の攻撃が自分に弾かれて昇天するゲーム
・倒したプレイヤーから防御不可の攻撃が飛んできて昇天するゲーム

たまにはこういうマルチプレイゲームのレビューも行うべきだと思いまして、レビューを書かせていただいた次第です。
ゲーム自体は相当古くからあるので、知っている方も非常に多いでしょう。


-概要
 グウジ氏が製作した、ブラウザで遊べる対戦型カードゲーム。同ゲームには(記憶が正しければ)CGI版等が存在していたが、現在はユーザーがゲームを登録出来るモゲラで公開されている。2007年頃から正式サービスが開始され、2013年10月現在の今でも開発が続けられている、息の長いゲームである。


-基本的なゲームシステム
 プレイヤーは『神器』と呼ばれる、100種類を越えるカードの中からランダムで10枚渡され、それを駆使し相手のHPをゼロにすることが目的である。HPがゼロになると『昇天』となり、即ち『敗北』となる。個人戦では一人が残れば、チーム戦では一つのチームが残ればゲーム終了だ。

・『神器』について
 『奇跡』以外のカードは一度使用すると消滅するが、その分は再びランダムで補充されるため、使えば使うほど手札が入れ替わっていく。『奇跡』カードは、一度使用すると所持カード欄下に記憶され、MPが足りる限り何度でも使用が可能。奇跡はMPを消費する分強力なものが多く、奇跡を使用することでもカードが増えていくため、基本的に性能は高いが、カード上限は16枚なので、奇跡を連発していると手札が潤滑せず、「MPが切れたのに使えないカードばかりが溜まり、何も出来ず昇天」といったこともありえるため、一概に奇跡ゲーとは言えない。

・強烈無比な属性攻撃
 攻撃系や防御系の神器にはそれぞれ属性が決められている。無属性以外の攻撃は「攻撃力は低め」だが「非常に防御され辛い」・「範囲攻撃である」といった利点があり、これを上手く使うことは勝利への近道である。その詳細は公式ページを参照していただきたいが、ここでピックアップするのは冥属性の攻撃。無属性と同じくどんな防具でも防御可能だが、1ダメージでも通してしまうと即死し、『昇天』してしまうというとんでもない属性である。開幕で1ダメージの冥攻撃が通って即昇天することもあり、冥属性の範囲攻撃が全員に命中しワンターンスリーキゥ……なんて可能性もゼロとは言えない(まず無いだろうが)。ただし、これは逆転要素というよりも「一般的な冥属性攻撃を防げるだけの防具を持っているかどうか」という戦略の一つとして捉えるべきだろう。

・地獄の沙汰も金次第
 HP、MPの他に所持金といった概念が存在しているが、こちらもまた戦略上重要な要素になっている。カードにはそれぞれ値段が設定されており、基本的には【買う】カードを使って他人のカードを購入出来たり、【売る】カードを使って他人にカードを押し売ったりする際に使われるものであるが、【両替】カードを用いることでHPやMPの代わりになり逆にHPやMPを減らして金にすることも出来る。さらには【売る】カードによって押し売られたカード分の料金が支払われない場合、MPから引かれ、それでも払えない場合はHPから引かれることになる。【売る】にカウンター出来るカードは1種類しかなく、引ける確率は1/500のため反撃されにくく、下手をすれば『昇天』まで持っていけることもあるほどに強力かつ基本的なテクニックである。他にも、売買されたカード枠は使った場合とは異なり、自動で補充されないため、相手のカードを買うことは実質的な手札破壊攻撃となる。
 このように、所持金はHPやMPと同等の価値があり、相手の戦術を狂わせることも可能なため、人によってはゴッドフィールドを「金ゲー」と言う者も居る。一度プレイしてみれば分かることだろう。

その他細かいルールは公式ページを参照のこと。


-特徴や評価点
・とにかく敷居が低い

◯アカウント登録が不要である。
◯クライアントのダウンロードが不要である。もちろんインストールも。
◯名前を入れて部屋を作るだけですぐに対戦が可能。

とにかく、プレイに対する敷居は非常に低いため、人が集まったらすぐにプレイを開始することが出来る。ゲームルールも簡単で、カードや相手のHPをゼロにすれば良いだけでテンポも良く、トレーディングカードゲームのような複雑な効果も無い。初心者でも数回プレイすれば自然と分かってくるゲームルールなので、ネット上でプレイ出来る対戦ゲームとしては根強い人気を誇っている。


-問題点
・ブラウザゲームならではの不安定さがある

 ブラウザバックや広告クリック等で別ページに飛んでしまうと接続が切れてしまう。ブラウザゲームであるため当然ではあるが、カードゲームでのプレイ中に唐突に目の前の人間が消滅するのと同義である。在室者は画面左下で確認ができる上に、離席中はAIが代理で操作し、さらに戻れば再び操作可能とフォローはされているが、少なくとも1操作分は勝手に操作されてしまう。
 ブラウザゲームでなくともクライアントが落ちれば接続は切断されるが、ブラウザ上で接続する関係上どうしてもその頻度は高くなってしまいがちである。こればかりはブラウザゲームの宿命であるとしか言い様がない。

・運要素が比較的強め
 どちらかと言えば賛否両論点。プレイヤーができることは、使用カードを選択することと、所持カードを捨てることと、祈って神器を授かることだけで、基本的にはランダムで配られるカード頼みになる。細かいテクニックは存在するものの、強力なカードを引けるかどうかは運次第なので、それを引けることを祈ってカードを使用していくしかない。他にも、『風邪』という状態異常が『熱病』『地獄病』『天国病』と悪化していく確率は、経過ターン数の%となっており、悪化するかどうかは運次第、といったことも。
 ただし、運ゲーだからこそ初心者でも楽しめるような敷居の低さになっているため、前述の通り運ゲーなのは賛否両論点だと記載した。


-項目別評価。もうこれ要らないんじゃ(ry
◯ゲーム性:4
 プレイの敷居が低く、誰でも楽しく対戦出来る。運要素とも重なりゲームバランスは少々不安定だが、それぐらい大味な方が初心者も楽しめるため、ブラウザで手軽に楽しめる対戦型カードゲームとしては何一つ間違っていない。

◯独創性:4
 ゴッドフィールドを模したゲームも、代わりになりそうなゲームも無いため、ブラウザ上でプレイ可能な対戦型カードゲームとしてこれからも遊ばれ続けるだろう。

◯グラフィック:2
 実質2.5といったところか。グラフィックが悪いわけではないが、特に目立つレベルではないと思う。このゲームのグラフィックが良くても悪くても、誰も気にすることは無いだろう。花札の絵柄がとても優れていても、結局は花札なのである。

◯音楽:なし
 音楽は流れない。ちなみに効果音は「ザ・マッチメイカァズ2nd」から使われている。

◯やり込み:2
 アカウントという概念は無いし、特に勝敗記録が残るわけでもない。基本的なテクニックを抑えたら後は運に任せ、手元のカードで立ち回るのみである。

◯見抜き:なし
 モゲラの広告次第

◯課金度:なし
 一時期は記録の残る課金専用サーバーが存在していたが、結局は運ゲーになってしまうため評判はよろしくなく、現在では完全無料となっている。

◯必要スペック:4
 実質4.5か。特にグラフィックカードを使用したり、マルチコアで動作させているほど処理が重いわけではないが、古いPCでは動作が重くなるかもしれない。

◯運営:なし

◯民度:3
 野良部屋には基本的に行かないのでよく分からないが、とりあえず3にしておく。


-総評
 運ゲーで大味なゲーム性ではあるが、敷居の低さの割に対戦がアツいカードゲームでもある。ネットで友人が集まった時は、Skypeなどのボイスチャットツールを繋ぎ、是非ゴッドフィールドをプレイして欲しい。なお1対1は正直言って微妙なので、出来れば3人以上でプレイして『昇天まつり』を味わっていただきたい。

・「ゴッドフィールド」公式ページ
http://www.godfield.net/
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